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当時の中ノ島炭鉱の状況を知るには、電気動力使用の有無を確認する必要がありました。しかし肝心部分の資料を見つけ出すのは難しく、推測可能な情報を可能な限り収集する結果になりました。下記年表は中ノ島炭鉱の当時の状況を想像する手掛かりとなるものです。中ノ島部分は黄色、高島は空色で表示。白色文字は、世界の事象を含みます。表記が同じでないものは( )書きの中に表記していることがあります。似た内容で時期が一致しない情報も含んでいますが、そのまま記しています。 1869年、北渓井坑 蒸気巻き 1871年、南洋井坑 蒸気巻き 1871年、200V発電機の実用モデル。アークランプの点灯事業に使用。 1873年、英国人ロバート・ダビットソンが実用的な電気自動車を開発。 1873年、発電機が電動機になることを偶然発見。世界初商業的成功を収める。 1877年、中ノ島で試錐着手、52mで着炭 1879年、立坑開削に着手 1879年、エジソンが白熱電灯を実用化 1879年、シーメンスが電車の試験運行を実施 1880年5月、立坑の深さ69mで着炭 1881年、暴風激浪のため石垣、家屋、機械を損壊、排水中止 1881年、変圧器を発明。交流配電開始。 1881年、交流電流で街灯を点灯 1882年、実用的な電動機 テスラ 400Wの電動機 1882年、東京・銀座でアーク灯点灯 1882年、蒸気機関による街燈用発電機の実用化。白熱灯が急速に普及。 1882年、2相交流発電機 1883年、2月、出炭開始 1884年、キーパル式蒸気扇風機。三池炭鉱最初の扇風機。 1884年、WH社で10馬力(7.5kW)の誘導電動機が作られる。 1884年9月8日 中ノ島鉱区を三菱が5万円で払い受け、事業を継承 1887年、バージニア州リッチモンドで路面電車運用成功。フランク・スプレイグ。 1887年、東京電灯が日本初火力発電所建設。25kW・210V直流を家庭配電 1887年、街路灯を設置 1888年、ギバール扇風機を設置。国内初の機械通風と言われている。 1889年、電動機式エレベーターの実用化。(チャールズとノートン) 1890年、新立坑を開削 1890年、東京浅草の凌(紫)雲閣に日本初の直流電動機式エレベーター設置。 1890年代の初めには小型の隅取コイル型誘導電動機が発明される。 1890年、三相かご型誘導電動機発明される。 1891年、3相式の最初の送電(距離175kmを25kV)が実施される。 1892年、電動エレベーターと電動式地下鉄を成功。フランク・スプレイグ 1892年、東京電灯電灯数1万灯(35000灯)を越える 1893年5月20日 湧水多量のため廃坑。出量合計は、838.887トン 1893年、はじめての扇風機発売(アメリカのウェスティングハウス社製) 1893年、カリフォルニア、レッドランドの大規模水力発電所運転開始。 1895年、京都電気鉄道開業 1895年、ナイアガラ瀑布、5000馬力2台の水車発電機から2200ボルト交流による送電開始。アルミ精錬・カーボンランダム(炭化珪素、混合砂)の生産に使用。 1896年、11000ボルト、32km離れたバファロー市まで送電。家庭用照明や街路灯に使用。世界最初の長距離送電となる。 1897年、活動写真興行始まる。 1898年、大牟田勝立坑で排気用ギーバル式蒸気扇風機。 1898年、300kWの火力発電所、翌年には1200kWの火力発電所 WH社 1900年頃、米国で電気自動車保有台数ピーク。約4,000台の自動車生産のうち電気自動車は約40%を占める。 1900年、電灯照明が20万灯になる。 1900年、30kw直流発電機設置、坑内外点灯開始。坑所内用電話機設置。 1901年 蛎瀬第一立て坑 蒸気巻き 1901年 蛎瀬第二立て坑 蒸気巻き 1902年、GE社製直流110V・10kw発電機導入。坑外点灯用に使用開始。 1902年、端島鉱に火力発電所設置。発電能力は直流10kw。 1902年、チャンピオン式電気扇風機 三池炭鉱最初の電気扇風機 1906年、直流110V・10kw火力発電所設置。 1907年、高島炭鉱端島坑の坑内設備に電力を利用開始。 1907年、深堀−高島、高島−端島間に通信用海底ケーブル敷設。 1908年、蛎瀬坑に30kw直流発電機設置。島内社宅各戸の電灯を点灯。 1908年、二子島に発電所。翌年、直流110V・10kw発電機を坑内外点灯用に、500V・100kw発電機を排水ポンプ用として運転開始。 1910年、排水ポンプ電化。20馬力タービンポンプ運転開始。 1910年 単相交流電動機の発明。ミシン 掃除機 洗濯機 等の動力源。 1911年、坑内電気巻き上げ機設置。 1912年、二子坑坑底に人車を配置し、運転開始。1日300トン以上出炭。団平船に100-150トン積んで長崎へ搬送。 1915年、中央発電所、予備500kwを含み1000kw。直流から交流に切り替わる。 1916年、二子第2斜坑蒸気巻きを電気巻きに変更。蒸気動力時代終焉。 1916年、高島全島に電灯電力送電開始。 1917年、二子・端島間に海底ケーブル敷設。 1917年、灯火式安全灯から電気ランプに切り替わる。 1922年、団平船を使わず、汽船に直接積み込み可能に桟橋を改造。 1922年、キャプランプ使用開始。 1925年、海底送電線増設 1929年、220KVの送電 1933年、箱押しによる人力運搬からチェーンコンベアー方式に切り替わる。 1939年、蛎瀬立て坑 電気巻き 1949年、圧縮空気機関車運行。鉄柱使用開始。505kw主要扇風機運転開始。 1953年、蛎瀬坑底坑道にて圧縮空気式人車運行開始。 1957年、二子立て坑 電気巻き 1957年、380KVの送電 1967年、735KVの送電 1962年4月1日 中ノ島公園完成 展望所 広場 船着場 など 1964年7月20日 高島・中ノ島間に町営定期便高浜丸が運行開始。往復10円 1974年、端島炭鉱閉山 1986年、高島炭鉱閉山 参照した資料 三菱高島鉱業所百年のあゆみ 高島町制30年の歩み 高島石炭資料館内資料各種 |