高島に残る海底ケーブル敷設痕

下記写真の点滅箇所と、一部周辺の様子を見て行きます。


中ノ島とも密接な関係があるので、必要に応じて参照下さい。


海底ケーブルが出ている付近の真上から見た写真です。鉄パイプ様のものが軍艦島と中ノ島方向へ延びている様子が分かると思います。(黄点線B方向)


海底ケーブルの出口方向から延びているパイプは面影だけになっていますが、天川でしっかり固定されていた様子が伺えます。


海底ケーブルは、護岸の下から出ていました。以後の増設も考えてのことなのか、ケーブルを通す予備パイプと思われるものの姿も確認することが出来ます。


海底ケーブルの断面を見れば、送電能力をある程度想像することが出来ます。中ノ島へ延びていたものと較べて芯線を取り巻く絶縁体の厚みがかなりあることが分かります。恐らく端島本島へ電力送電していた高圧ケーブルと思われます。海底ケーブルの内1本は瀬に固定された鉄パイプの中を通って延びていた痕跡がありますが、残りのものは別経路を通っていた様です。


別経路の敷設痕が、海へ入る直前の部分だけ残っていました。海へ入った先は無かったのですが、端島本島へ延びていたものと思われます。(黄点線C方向)


敷設状況を見ると、複数の海底ケーブルを纏めて埋設した様子が分かります。剥き出しで無数飛び出しているものは、内部の電線を物理的に保護するワイヤーです。


岩礁の隙間を利用する為、軍艦島中ノ島に対して斜めの姿になっています。


護岸の下からは古い時代のものと思われる海底ケーブルの姿もありました。手前の黒いケーブルは通信用のもので、奥の白いケーブルはその太さや特徴から中ノ島へ延びていたものと思われます。


通信ケーブルは天川で保護され、沖へ向かって延びていました。(黄色D方向)


通信ケーブルの断面です。電力送電用のものとは明らかに構造が違います。


通信ケーブル敷設用の保護パイプです。先端にケーブルの姿を確認できます。


こちらの海底ケーブルは、野母方向へ延びていたと思われます。芯線を取り巻く絶縁層の厚みから、初期の敷設物と思われます。(黄点線E方向)


こちらの海底ケーブルも野母方向へ延びていたと思われるものです。無数のワイヤーが剥き出しだった時もありましたが、数年で折れて無くなりました。(黄点線F方向)


下二子防波堤周辺を調べていると、中ノ島で見たものと同じ姿の穴を見つけました。穴自体は10数個でしたが、護岸が無かった時代にはその直下にも存在したと考えています。


別角度から見たものですが、中ノ島のものと較べるとそれ程の大きさはありませんでした。


目測ですが、直径は20cm程と思います。護岸の淵に沿って並んでいるものは、高架式搬送路の跡と想像しています。


穴ではないのですが、人工物の感じがしました。手前のものには天川が付着しているので、存在理由があったことの証しと思います。


色違いなのが気になるのですが、それ以上に元の姿が気になる存在でした。


瀬にはドリルで開けた様な穴が密集して残っている所がありました。周囲の状況を見ても存在理由は不明で、謎が深まりました。


中ノ島でも見た様な姿の所もありました。コンクリート跡が残っているので、それなりのものが存在した証しと思います。


下二子防波堤の姿です。岩礁の淵からの深さは10m近くあるので、中ノ島の場合よりも船の接岸は容易な場所に当たります。護岸の淵に穴が並んでいたので、護岸が出来る以前には直下にも穴が存在し、石炭の搬送路として使用された時期があったのではと考えています。


防波堤が乗る岩礁ですが、、鉄製のものが刺さっている様子を確認出来ます。存在する以上はそれなりの理由があると思いますが、自信の持てない想像しかすることが出来ませんでした。


護岸の上から撮影していますが、直下の白色部分から海底に向かってケーブルが延びていました。海底に着いた先は内部の電線が剥き出しになっていたのですが、中ノ島軍艦島方向に延びていました。電線の特徴からは、中ノ島へ延びていたものと同一のものと判断しています。(黄点線A方向)