実物はB5サイズです




「崩れゆく記憶」は1993年に出版した作品で、 閉山から約20年後の軍艦島の姿を記録した写真集です。 撮影期間約1年。撮影日数30日。収録写真点数132枚。 その中には、台風接近時に軍艦島内部から撮影した映像。 今にも転覆するかと思われる程の時化の中で海上から軍艦島を撮影した映像他、 インパクトある映像をふんだんに使用しています。 モノクロの写真集ですが、一部でカラー映像を使用しています。 小部数、自費出版のため通常の写真集に 較べて価格設定は高めですが、当写真集は報道カメラマンなどプロの写真家の 購入例も少なからずあり、絶版と言うことで一時期ネットオークションで 高額取引された時もありました。購入された読者の中には深く感動し、 一体どのような人がこの写真集を作ったのかと興味を持たれ、遠方から 来訪された方もいます。当写真集は廃墟で撮影した映像で構成されているため 人により好みが分かれるところではありますが、撮影を進める中で建造物の 傷みの進行とともに生活感のある風景が急速に消え行く実情を踏まえ、 「崩れゆく記憶」の中では建造物を主体とした映像と、生活感を感じさせる映像、 元住民がこの島にどの様な思いを寄せていたのかが分かる映像などを多く収録しています。 写真は単に写っているだけのものでは見応えが無いので、撮影に当たっては いかに迫力ある映像にするか、構成も含めて工夫しました。なお当然のことながら パソコン画面と印刷された画像では見え方に差異が生じますが、「崩れゆく記憶」 ではプリント原稿を可能な限り忠実に再現しています。