軍艦島との関わり

私は昭和25年に長崎県の高島町で生まれ、軍艦島(端島)を間近に見ることができる双子地区で幼少期を過ごしています。 炭鉱住宅から道路を隔てた堤防を登ると左前方沖合いに軍艦島を見ることができました。
アパートが密集林立した異様な姿の海上都市が広い海原にぽつんと浮かんでいる様は何と表現すれば良いのか、 ずっと以前から存在していた古代都市、あるいは忽然と現れた未来都市でも見ているかのような何とも不思議な存在でした。
端島も高島も石炭を産出することで発展した炭鉱町。石炭は端島も高島の場合も海面下数百メートルの地底から 掘り出されていました。初めて軍艦島(端島)に行ったのは小学校5.6年生のころでした。 当時高島では鉱員社宅用の鉄筋コンクリート製アパートが次々と建てられていましたが、ほとんどが4階建て、 あるいは6階建てでした。ところが軍艦島へ行ってみるといきなり9階建てのアパートが目に入りとても驚いたものでした。
驚いたことといえば、緑無き島と聞いていたのにアパートの屋上には緑いっぱいの畑が広がっていたこと、 洗濯物がいっぱい干されていたこと、テレビアンテナが無数に立っていたこと、 アパートとアパートとの間隔が非常に狭かったこと、人がいっぱいだったこと、 アパートの中腹から別のアパートへ移動できたこと、島の裏側にはプールがあったこと、トンネルを通ったこと、 上陸するとき小船に乗り移り、梯子を登って上陸したことなど、驚きがいっぱいの島でした。
高校時代はアマチュア無線をやっていたこともあって、端島(軍艦島)の同級生と無線連絡を取り合って いたこともありました。戻る

元住民が書き残したと思われるメッセージ

思い出の数々を残して本日4月17日端島を去ります 軍艦島よさようなら。
永らくお世話になりました1974 4月 さようなら。
昭和18年より現在の日(昭和49年)拾数年間お世話になりました。
さよなら端島 愛する端島よ。
苦しみも楽しみも悲しみの中に明.大.昭の幕閉じる、あーなつかしの島、軍艦島よさようなら。
お世話になりました さようなら端島鉱。
みなさまお世話にお世話になりました お元気で また会う日を楽しみに。
夜が又来る静かな夜が、あのにぎやかさは何処へ。
端島、今でも心の故郷。
楽しかった島の生活、目を閉じれば親しき友..今はただ遠..昔..

軍艦島の概略

正式な名称は長崎県長崎市高島町字端島。 長崎港から18.5qの海上にあり、総面積0.1平方キロメートル、東西160m、南北480m、 周囲わずかに1.2kmの人工の島。
1810年に石炭を発見。戦艦「土佐」に似ていたので、「軍艦島」の異名を持つ。 戦時中はこの島に砲台があったと記録されている。
この炭鉱は1890年に三菱の所有となり、以後80有余年の長きに渡り、石炭の採掘を行った。 最深部は1100mまであり、50度から60度の傾斜の炭層を採掘した。
この島の人口は最も多い時で5200人を越え、当時東京の人口密度の約10倍とまでいわれる超過蜜居住の島であった。 閉山するまでにかなり人口は減ったが、閉山直前でさえ2200人がこの島で生活していた。
1974年1月15日、鉱命終了により閉山し、3ヶ月後には無人の島になる。




軍艦島クルーズ

1.長崎、大波止港から観光船 マルベージャー
  軍艦島クルーズの最大手。現在は冬場も含み、周年運行しています。
  日曜日や休日、穏やかな天気の日はほぼ間違いなく出航しています。
  予約が少ない時は出航しないので事前の確認が必要です。
  問い合わせはヤマサ海運TEL095-824-0088または095-822-5002。FAX095-822-5243

2.長崎の野母半島野ノ串。長崎市内より25分。恵比寿丸
  問い合わせは TEL 095-894-2039 携帯090-8225-8107

3.長崎の野母半島野母港。長崎市内より35分。光隆丸
  問い合わせは TEL 095-893-0996

4.長崎の野母半島野母港。長崎市内より35分。アイランド号
  問い合わせは TEL 095-894-2388

5.長崎の香焼港。長崎市内より25分。美津丸
  現在運行休止しています。


リンク紹介

軍艦島(端島)紹介サイトの中でも特に内容の濃いサイトです。

1.軍艦島オデッセイ  Oプロジェクト黒沢氏の手による軍艦島紹介サイト。  内容が充実しており、とにかく物凄い情報量で軍艦島を紹介している。  氏の軍艦島に対する思い入れの深さが伝わって来る。

2. 想像と記憶 軍艦島の百貨辞典とも言える存在。当時の島の様子が分かる貴重な写真が豊富。

3.軍艦島を世界遺産にする会 軍艦島を世界遺産にすることを目的として活動するNPO法人のホームページ。軍艦島(端島)の元住民、 坂本道徳氏が代表を務めており、会の活動内容や最新の情報などを発信している。


軍艦島情報

軍艦島は現在上陸が禁止されていますが、報道されている様に来年から一般の上陸を可能に するための整備事業が始まることになっています。 最新の情報は 軍艦島を世界遺産にする会のHPを御参照下さい。

自己紹介

撮影した人 柿田清英、57歳。 平成6年6月1日より閉山日まで池島炭鉱で掘進作業員として働いていました。 池島に居たころは社宅、57棟の32に住んでいました。 詳細は左画像をクリック。
star@kakita-photo.com
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